Lesson 1 始めよう
4. 便利な追加機能
言うまでもない事ですが、単に二~三のファイルをコピーするよりも、はるかに多くのことが出来ます。
まず最初に、起動条件を付けることが出来ます。
何らかのグローバルな設定をチェックして、もし条件が合わなければ、インストールを中止することが出来るのです。
前のサンプルのどこか、機能(Feature)の中ではないところ(例えば、Package タグと Media タグの間)に、下記の行を追加して下さい。
そうすると、あなたがマシンの管理者でない場合は、パッケージは起動しなくなります。
Vista の場合は、こうです。
注意すべき事は、開始タグと終了タグの間に書かれた条件が偽と評価されるときに、メッセージが表示されて、インストールが中止されるということです。
言い換えると、エラーになる条件を定義するな、インストールを続行したい条件を定義しろ、ということです。
同様の条件として使える標準的なプロパティはかなり沢山ありますが、
最も重要なものはセットアップを起動しようとしている Windows のバージョンを特定するものでしょう。
Version9X は、Windows 95, 98 および ME の場合に真になります。
VersionNT は、NT 4.0 以降で真になります。VersionNT64 は、64-bit オペレーティング・システムを示します。
実際には、これらのプロパティは真偽値ではなく整数値であり、さらに詳細な変種をチェックするために使うことも可能です。
このようなプロパティが他にも沢山あり、起動条件として使用できます。
例えば、MsiNTProductType を使うと、ワークステーション、ドメイン・コントローラ、サーバーを区別することが出来ます。
その他の MsiNT プロパティも、必ずチェックしておいて下さい。
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