Lesson 6 COM、式の構文、その他
8. 新顔のユーザー
WiX ツールセットの追加のライブラリには、新しいユーザー・アカウントを追加する、 というような追加の仕事をインストーラが出来るようにするものもあります。
インストーラ・パッケージをリンクするときに、適切な WiX 拡張モジュールをリンクしなければなりません。
このライブラリは、フォルダの共有を作成する手段も提供しています。 次のコードの断片を Component の中に置くだけで、そのコンポーネントがインストールされるフォルダに共有を設定することが出来ます。
FileShare の属性は自ずから明らかでしょう。 共有に伴うアクセス許可を指定するためには Permission 要素を使う必要がありますが、 そのためには User が指定されていなければなりません。 ここでは、新しいユーザーを作ることは求めていませんし (CreateUser を見て下さい)、 製品を削除する時にユーザーを削除することも求めていません (RemoveOnUninstall を見て下さい)。 実際のアクセス許可としては、 Delete, Execute, Read, Write, GenericExecute, GenericRead, GenericWrite, TakeOwnership, ReadAttributes, WriteAttributes などの属性の中から選ぶことが出来ます。 使用可能な全ての属性を知るためには、ヘルプ・ファイルを参照して下さい。
CreateFolder 要素の中でも Permission タグを使うことが出来ることに注意して下さい。 いくつかの追加の属性(CreateChild, CreateFile, DeleteChild, Traverse) は、その場合のために予約されているものです。
訳註:上記の例をソース・ファイルに記述するためには、最初に、Wix の開始タグの中で、 WixUtilExtension 拡張モジュールに言及する必要があります。
<Wix xmlns='http://schemas.microsoft.com/wix/2006/wi' xmlns:user='http://schemas.microsoft.com/wix/UtilExtension'>