Lesson 2 ユーザー・インタフェイス
1. カスタムの設定
カスタムのツリービューの各項目には、コンテキスト・メニューが結び付けられていて、 ユーザーはどの機能をどのようにインストールするかを決めることが出来ます。 メニュー項目の既定値は以下の通りです。
- この機能はローカルのハード・ドライブにインストールされます。
- この機能とすべてのサブ機能はローカルのハード・ドライブにインストールされます。
- この機能はネットワークから実行するようにインストールされます。(*)
- この機能とすべてのサブ機能はネットワークから実行するようにインストールされます。(*)
- この機能は必要になったときにインストールされます。
- この機能はインストールされません。
Feature のいろんな属性を使うと、これらの項目のいくつかを削除したり修正したりして、 その機能にとって意味のあるものだけを残すことが出来ます。 基本的には、五つの選択肢が有り得ます。 すなわち、(1) 機能をローカルのハード・ドライブにインストールする、(2) インストール・メディアから起動する、(3) ネットワークから起動する、 (4) 要求に応じてインストールする(機能はユーザーが初めて使おうとした時にインストールされます。 これは比較的新しいオペレーティング・システムでしかサポートされていません)、 そして、(5) 全くインストールしない、の五つです。
- AllowAdvertise=’no’ : 「この機能は必要になったときにインストールされます」 がコンテキスト・メニューから削除されます。 ユーザーはこの機能を必要に応じてインストールすることが出来ません。
- AllowAdvertise=’yes’ : 「この機能は必要になったときにインストールされます」 がコンテキスト・メニューに出現します。 ユーザーはこの機能を必要に応じてインストールすることが出来ます。
- AllowAdvertise=’system’ : オペレーティング・システムがサポートしている場合にだけ、 「この機能は必要になったときにインストールされます」 がコンテキスト・メニューに出現して、 ユーザーが必要に応じてこの機能をインストールすることが出来るようになります。
- InstallDefault=’local’ : 「この機能(とすべてのサブ機能)はローカルのハード・ドライブにインストールされます」 がコンテキスト・メニューに出現します。
- InstallDefault=’source’ : 「ローカルのハード・ドライブにインストールされます」 という元の項目の代りに、 「この機能(とすべてのサブ機能)は CD から実行するようにインストールされます」 がコンテキスト・メニューに出現します。
- InstallDefault=’followParent’ : 実際の状態( local か source か)は、親の機能の設定に従います。
- Absent=’allow’ : 「この機能はインストールされません」 がコンテキスト・メニューに出現します。 ユーザーはこの機能をインストールするかしないかを決めることが出来ます。
- Absent=’disallow’ : 「この機能はインストールされません」 がコンテキスト・メニューから削除されます。 この機能は常に必要とされ、ユーザーはこの機能のインストールを拒否することが出来ません。
(*) Windows Installer にバグがあるようです。 機能の中にファイルが含まれていないと、上記で概観した属性を使って削除しようとしても、この項目がコンテキスト・メニューに出現してしまいます。 そういう場合は、その機能に(中にファイルを含まない)空っぽのコンポーネントを追加して下さい。