Lesson 6 COM、式の構文、その他
6. 複数メディアのインストーラ
複数メディアのインストール (例えば、一枚の CD にファイルが収まらない場合) については、既にレッスン 1 で言及しました。 その場合、個々の物理メディアを示すために、ソース・ファイルに複数の Media タグを記述することが必要になります。 これまでのインストーラとは違って、ファイル・アーカイブを .msi ファイルに埋め込むことは、もちろん出来ません。 また、ユーザーの便宜のために、人間が読むことが出来る (必要なら、地域化可能な) プロンプトを指定し、 さらに、ボリューム・ラベルを指定しなければなりません。 このボリューム・ラベルは、物理メディアの実際のボリューム・ラベルと一致しなければなりません。 インストーラはボリューム・ラベルを見て、要求されているメディアをユーザーが挿入したかどうかを判断します。
ユーザーに正しいメディアを挿入するように促す実際のメッセージを作るために、
Windows Installer は DiskPrompt プロパティをも必要とします。
これには、下記のように、書式指定文字列を使う必要があります。
[1]
は対応する Media タグの DiskPrompt 属性の内容で置き換えられます。