Lesson 8 ユーザー・インタフェイス再び
5. これが進捗ですか
成長している私たちのユーザー・インタフェイスにまだ欠けているものがあります。
インストール・プロセスがどのように進捗しているかを示すページです。
私たちはこのダイアログを モードレス であると定義します。
というのは、制御をインストーラに戻す必要があるからです。
そうやって、インストーラからダイアログに対して処理すべき進捗メッセージを送るようにします。
Back ボタンと Next ボタンはデフォルトで無効化されます — 有効にしておく理由はありません。
どっちみち、ユーザーはこれらのボタンを使うことが出来ません。
必要であれば、Cancel ボタンを使ってインストールを中止することが出来ます。
プログレス・バーのすぐ上にあるテキストは ActionText イベントを予約していますので、
インストーラは現在実行しているインストールのアクション名をテキストに対して継続的に発行します。
主要なステップの説明だけでは満足できず、個別のファイルが配置されるときにその詳細な情報を見たいという場合は、
ActionData イベントを代りに使うことも出来ます。
興味を引かないいくつかのコントロールに加えて、最後にこのダイアログの主役である ProgressBar タイプのコントロールを追加します。
SelectionTree と同じように、インストーラによって提供されるこのコントロールは単なる標準のプログレス・バーではなくて、
インストールの過程と直接にリンクされたものです。
SetProgress イベントを Progress 属性で予約することによって、表示する進捗メッセージをインストーラから受け取り続けます。
ProgressBlocks = yes はブロック化された新しいタイプのプログレス・バーを指定しています。
これを no の設定にすると、Windows 95 時代からの古いスタイルの連続的なバーに立ち帰ります。
進捗ページをインストーラ・パッケージの残りの部分と結合するために必要なことは、
InstallDlg ダイアログを修正してこのダイアログを呼ぶようにすることだけです。
残りの作業は魔法のごとく自動的に行われます。
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